◆抗D人免疫グロブリン注射
私なりに血液型不適合妊娠について調べてみました。
お医者様から聞いたことや、ネットで調べたことなので、
もしかしたら違うところがあるかもしれないので、参考程度に…
グロブリン注射について
妊娠28週前後と産後72時間以内に妊婦に注射をし、抗D抗体ができないようにする。
抗D抗体とは
Rhマイナスのお母さんがRhプラスの赤ちゃんを妊娠するRh式血液型不適合妊娠で、赤ちゃんのプラスの血液(赤血球)がマイナスのお母さんの血液に入ると、お母さんの体の中で赤ちゃんの赤血球を攻撃するたんぱく質のこと。
何も対処しないと、次にRhプラスの赤ちゃんを妊娠した時に、赤ちゃんの赤血球が抗D抗体によって破壊されて、おなかの中で貧血を起こしたり、生まれた後に黄疸を起こす可能性がある。
◆分娩後、赤ちゃんの血液がお母さんの血液に入る可能性が高くなるため、分娩後72時間以内に抗D人免疫グロブリン注射を打つ必要がある。
◆グロブリンは2回打てば、抗D抗体が作られる確率が0.1%程度になる。
Rhマイナスは200人に1人。日本人は少なめ。
ちょっと難しいですが…
抗原
赤血球の表面にある標識(A型はA抗原が付いている)
Rh系抗原D・C・E→D抗原をもっていない人がRhマイナス
抗体
抗原の他に血液中にある物質(A型は抗B抗体がある)
D抗原のない人(Rhマイナス)にD抗原(Rhプラス)を輸血した場合、もともとD抗原がない人は、抗D抗体もないから輸血はすんなりできる。
でも…!ここで抗D抗体が作られてしまう。
(血液の気持ち…なんか自分とは違う抗原が入ってきたけど、今は抗体もってないから何もできん。だから、次きた時のために抗体作っておくかー)
なので…一人目妊娠前に、Rhマイナスのお母さんが、Rhプラスの血液を輸血したことがあった場合、注意が必要。
とにかく、お母さんのマイナスの血液に、プラスが入ってこないようにして!
よって…この抗D抗体を作らないためにするのがグロブリン注射なのである!
グロブリン投与
妊娠28週前後に抗D抗体の有無を確認後、無かったら(陰性)グロブリン投与。
投与後の妊婦の15-20%は分娩時に抗D抗体が低値だが陽性になることがある。
→低値だが陽性?
抗D抗体が弱陽性(通常4倍以下)リスクの高い抗体価は8倍以上
間接クームス試験という血液検査でわかる。
ちなみに、流産の場合もこのグロブリン注射は必要。
妊娠時、Rhマイナスお母さんの抗D抗体が陽性だった場合…
ハイリスク妊婦として、抗体価の測定を4週おきにする。
胎児貧血、胎児水腫を1-2週間間隔で超音波検査をする必要がある。
厳重な妊婦さんの管理が必要になるため、普通の総合病院ではなく、周産期管理ができる病院に行くべきです。
長くなりましたが…
私第1子妊娠28週の時にグロブリン注射の投与を忘れられて…
31週で投与したんです…
(筋肉注射だからちょっと痛い。)
で、32週の血液検査(間接クームス)で抗D抗体陽性になってて…
先生いわく、グロブリン注射をうったのが遅かったからかもと…
え?ですよね。36週でも血液検査をして、抗D抗体価が2倍以下に。
おそらく注射の影響を受けてるだけかもと。
この時、このまま抗体価が上がっていくと二人目はハイリスクだから。
と告げられました。
出産後の抗体価は教えてもらえなっかたけど、問題ないとのこと。
二人目妊娠時の間接クームスでは、抗D抗体陰性でしたので、あまり心配ないかな?
もっと詳しく知りたい方は、血液型不適合妊娠 ガイドライン
で検索すると日本産婦人科医会などが出している文献読めます!
読んでくださってありがとうございました。